娘さんが毎月の生理痛でつらそうにしている姿を見て、何かしてあげられることはないかと悩むお母さん方、「そのうち慣れるかな」「私も若い頃そうだったし…」と思って、悩みながらも様子を見ておられませんか? ぜひ婦人科へ相談においでください。
痛み止めを使わなければ日常生活を送れない、寝こんだり学校を休む日がある、そんな場合は治療を考えるサインです。
強い生理痛のある方には、たとえ若い方であっても、子宮内膜症という病気が隠れていることがしばしばあります。
子宮内膜症は毎月生理が起こるたび少しずつ悪くなっていき、将来的に妊娠しづらい原因になることもあります。
低用量ピル、聞いたことありますか?
ピルは生理痛を根本から軽くする効果があり、過多月経やPMS(月経前症候群:生理前にイライラしたり、涙が出てきてしまうなどの症状)、肌荒れなどにも効果がある種類のものもあります。
また排卵を抑える作用があるので、卵巣が排卵のたびに傷つくのを防ぎ、卵巣がんの予防にもつながります。子宮体がんや大腸がんも減らすことができます。
「ピルは避妊の薬でしょ?」「薬で生理をコントロールするなんて…自然な周期がいちばん」というイメージも根強いですが、日本でも治療目的で多くの若い女性に処方されています。保険が効くということが、「生理痛は病気であり、治療しましょう」という何よりの証拠です。
生理痛やPMSを我慢し続けることで、勉強や部活動、友人関係など大切な時間を奪ってしまいます。生理前、生理中と合わせれば長い方で2週間ほど症状が続き、すなわち月の半分は生理に伴う何かしらの症状に苦しめられてしまっているということになります。
娘さんといっしょに、ぜひ治療を考えましょう。
お母さんの一歩が、娘さんの毎日を大きく変えることになると思います。
