【婦人科編】
今回はどんなおりものの時に診察に行くか、についてです。
生理周期にあわせておりものの形状やにおいなどは変化します。
例えば排卵の前後は粘っこいゼリーのようなおりものですね。おりものの量も増えます。
生理の前も変化がありますね。自分の体調管理とあわせて汚いと言わずに触ったり臭ったりしてみて下さい。正常な時をわかっていればコレは変!とわかります。
ナプキンやおりもの等で痒くなっている場合は市販の、いわゆるデリケートゾーンに優しい○○で対応できます。
白いモロモロしたおりものになったり、とにかく痒くて落ち着かないという時には診察を受けてください。
一般的なのはカンジダです。
コレは普段から膣の中にいる菌です。口の中にも歯周病菌と一緒にいます。
ですから、sexをしていなくてもカンジダ膣炎にはなります。
睡眠不足が続いたり風邪をひいたりといった体調不全や抗生物質を服用したことで菌のバランスが崩れて、症状がでるのです。
ですから、恥ずかしいとかやばい!と思うことはありません。
3回ほど通院すればすっきり治りますから、悩まずに足を運んでください。
30歳以上なら、嫌な内診ついでにがん検診もしてもらってください。
【産科編】
通院時間はどのくらいまで?
自宅の近くにあるのが理想です。しかし、分娩を扱っている産科が減り続けている現状としては、なかなか難しいかもしれません。
いい悪い以前の問題として、場所によっては、車で谷越え山越え1時間以上かかる所にしか病院医院がないとか、海をわたらないといけないといった環境におかれた妊婦さんも沢山いらっしゃいます。
幸い京阪神はそこまで産科が減っていないし、交通機関や道路にも恵まれているので
通院が苦痛にならない範囲なら大丈夫だと思います。
当院(ここ灘区)の場合、遠い所では宝塚市、加古川市、堺市、から通って下さった妊婦さんがいらっしゃいました。
車で1時間から1時間半というとこでしょうか。
経産婦さんの場合、陣痛が始まってある程度進んでからになると車の振動でどんどん進んでしまうことがあるので、
当院では陣痛が何分おきになったら電話してくださいと個別にお話をさせてもらっています。
一般的に陣痛は夜中に始まることが多いので、夜中車を確保できるかが重要項目です。