ピル処方

目的や服用のしやすさを医師と相談しながら、数種類あるピルの中から選んでいきます。たまにつわりのような吐き気を伴う場合があります。数ヶ月服用のうちに慣れてきますが、合わないと感じた時には、医師と相談してください。

  • ピル処方の目的

  • 生理不順でいつ生理になるかわからないので、規則的に生理が来るようにする

  • 生理痛がひどくて日常生活に支障があるので、
    出血量を少なくして生理痛を軽くする

  • 避妊 ⇒ 性感染症の予防にはならないので、コンドームを使用すること

  • 更年期障害による症状を軽減する
    ⇒ 更年期障害のページはこちら

  • 緊急避妊ピルとして
    ⇒ 緊急用ピルとは?

ピルの種類

  • 低容量、中容量ともに数種類あります。
  • 当院では、はじめての場合、その人に合いそうなピルをまず処方し、経過をみて続けるかどうか判断します。
  • 希望や問題点があればおっしゃってください。

ピルを飲むと太る?

ピルに含まれる成分が、太る直接の原因になることはないのですが「ピルを飲んで体重が増えた」というお話はよく聞きます。原因として考えられるのは以下です。

  • ピルに含まれるエストロゲンにより保水作用が強く出てしまう
  • ピルに含まれる黄体ホルモンが、空腹感や食欲を強くする
  • ピルによる体調改善が食欲増進につながる

いずれも一時的な増減がほとんどで、どんどん太っていくわけではありませんが、心配なときはご相談ください。ピルはいろいろな種類がありますので、合うものを探していきましょう。
エストロゲンによる保水作用は、同時に肌にハリやツヤが戻っているケースも多いです。体重の増減だけに振り回されず、健康管理をしていきましょう。

避妊リング
(ノバT380)

  • 子宮内に装着して妊娠しないようにする小さな避妊用具です。器具を入れることによる子宮の反応で、妊娠しにくくなると考えられています。
    最近は効果を高めるために、表面に薬剤が付加されています。

  • 一度入れると、次は4〜5年後の交換まで何もする必要はなく、使いやすくなっています。

  • 出産経験がなくても使用は可能です。出産経験のある方は子宮内に入れるのに苦労がありません。

  • 費用も長期的にはピルより安く、ピルを使いにくい人たちにはおすすめと思われます。

院長

院長よりひとこと

ピルといっても色々あります。生理痛を楽にするため、避妊目的、生理の日を調整するため、更年期障害対策など、目的に応じてピルを処方いたします。内診をするわけではないので、お気軽に来院してください。