出産して、可愛いベビーが生まれてくるのは嬉しいことです。ただ困ったことは、陣痛がきます。陣痛はとても痛いということです。
当院では、できるだけ自然なお産を大切にしながら、痛みや不安を和らげる「和痛分娩」を約40年にわたり行ってまいりました。赤ちゃんが元気に生まれてくることと、お母さんが無理なく出産を迎えられること。その両方を叶えるため、必要に応じて麻酔を使いながら、安心して進められるお産の環境を準備しています。
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当院では無痛(和痛)分娩を行っております。+
皆さんの想像以上に陣痛は痛いようです。今まで生きてきた中では、一番強い痛みになるのではないかと思います。
順調にすすめば、痛みも呼吸法や根性で乗り切れます。特にこちらが手助けすることなく自然に無事終わることができるのが望ましいのです。
しかし、難産で2〜3日かかって眠れず疲れきってしまったり、恐怖感・不安感でパニックになったりした時、麻酔薬を使って痛みを和らげると、落ち着いて分娩に臨めるようになります。
自然なお産の進行の中で、痛みに対する過度の不安を取り除き、痛みを楽にして、ゆったりしたお産を私たちは目指しています。
たなべ産婦人科の無痛(和痛)分娩の実績+
近年、無痛分娩を選択される妊婦さんが年々増えています。
当院でも同様で、自然分娩との比較で無痛分娩の割合は、ここ3年間で 49% → 65% と増加しています。
当院の無痛分娩の割合の変化
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令和5年 -
令和6年 -
令和7年
※10月末現在
退院後の生活に備えて体力を温存するなど育児に対する関心が高まったり、出産の痛みに対しての価値観にも変化が見られます。高齢の妊婦さんも増えており、無痛分娩は「回復の早い分娩スタイル」として特別なものではなくなりました。
当院の無痛(和痛)分娩は40年の歴史があり、これまでに重大な事故や医療上の深刻な事案を発生することなく提供してまいりました。院長をはじめ産科担当医が連携し、適切な麻酔管理のもとで医師によるモニタリング体制や判断基準を整え、安全性に十分配慮した分娩を行っています。
無痛(和痛)分娩の流れ+
入院〜子宮口全開まで
病室で過ごしていただきます。タイミングを見計らって、分娩室へ移動して硬膜外麻酔の処置を行い、効果や血圧などを確認したら、病室へもどります。全開するまでの期間、麻酔がきれてきたら、随時追加します。
子宮口全開〜分娩
分娩室で過ごしていただきます。お好きな音楽があれば、おかけします。CDをご持参ください(ただし、ロック系は向きません)。ご主人の立会いは可能です。
分娩〜1時間
傷があれば、処置をします。その間、赤ちゃんの診察や計測を別室で行います。
ご主人との対面です。写真やビデオの撮影も可能です。処置後、赤ちゃんやご主人と過ごします。分娩後1時間たったら、出血の診察をします。落ち着いていたら、病室へと戻ることが可能ですが、まだ出血が多いようでしたら、落ち着くまで分娩室にいます。
※後陣痛や傷の痛みが強ければ、麻酔薬を追加して和らげることができます。
※ 当院は個人病院です。臨機応変に対応しております。
陣痛が始まってからお産になるまで、初めての体験の連続の中で、色んな思いが出てきます。何なりとスタッフにお伝えください。
完全無痛分娩は行っておりません+
しっかり効けば、80〜90%楽になり、仮眠も可能となります。
長時間の陣痛で体力を失う場合や、出産後の外陰部の傷の処置等の痛みや後陣痛にも充分に対応できます。
もちろん麻酔ですから、それなりのリスクはあり、テストをし充分注意して行なう必要があります。
分娩は順調に進み、特に助けもなく自然に終わるのが望ましいですが、
出産後の子育てに早く回復できるよう、出産時の負担を軽くするのもいいかと思います。
無痛(和痛)分娩 Q&A+
- 痛みは完全になくなりますか?
- 無痛といっても痛みがゼロになるわけではありません。麻酔のかかり方には個人差がありますので、陣痛の痛みを「10」とした時、麻酔後の痛みが「2」になる人もいれば、「5」になる人もいます。
- 陣痛が始まる前から麻酔をスタートするのですか?
- ある程度、陣痛が始まってからの場合が多いですが、計画分娩希望者は陣痛が始まる前から麻酔をスタートさせます。
- 硬膜外麻酔ってなんですか?
- 腰から細いチューブをいれて、硬膜外腔という狭い腔間に麻酔の薬が注入するようにします。その近くを陣痛の痛みを感じる神経が通っているので、チューブに麻酔をいれると陣痛がきても痛みが楽になります。
- 赤ちゃんが生まれる時、分かりますか?
- 赤ちゃんが生まれる時には、本来の陣痛の痛みになっているので、自然分娩と同じです。
- 自然分娩希望でスタートして、途中から麻酔をすることは可能ですか?
- お産の進行状況により医師が判断します。
- お腹の赤ちゃんに影響はありますか?
- ありません。お母さんが不安や痛みから解放されて、リラックスした中でお産がすすんでいきます。
- 無痛分娩にすることで子どもへの愛情が薄れませんか?
- 子どもへの愛情は、赤ちゃんの世話をすることや、共に生活するなかではぐくまれていくものです。無痛分娩だからということで、愛情が薄れることはありません。
- 実母や義母が反対します。
- 赤ちゃんを産むのはお母さんです。お母さんの意思で決めてください。遠慮は不要です。
- 副作用にはどんなものがありますか?
- 主な副作用として以下の4つがあります。
- 母体の血圧が下がることがあります
- 尿意がわからなくなる場合があります
- 足がしびれる感じになることがあります
- 頭痛がおこることがあります
- 17時を過ぎて産まれていない場合、麻酔薬を追加してもらえますか?
- はい。大丈夫です。夜間でも追加します。
体験者の感想+
- 本当に楽でした。2人目も絶対、無痛分娩にします。
- 期待した程ではなかったです。全然痛みが軽くならなかったし…
- 1人目が難産だったので、絶対無痛分娩と思っていました。
静かにお産まで過ごせて良かったです。 - 1人目を無痛分娩で出産したので、次も!と思っていました。ところがあっという間にお産が進んで、麻酔をするタイミングを逃してしまいました。それはそれで、安産でよかったかな。

院長よりひとこと
硬膜外麻酔による無痛分娩も当院でのお産の1つの選択肢です。ただ無痛分娩と言っても、痛みがゼロになるわけではありません。最後の娩出の時には本来の陣痛となっていますから、それなりに陣痛を体験することになります。また、人によって痛みに対する感度が違うので、お腹の張りを痛みと感じてしまえば、ずっと痛いと感じるでしょう。一番辛い5分おき~2分おきの陣痛の長時間をかなり楽に過ごす事ができる、これが一番のメリットです。